マレーシアで働くメリット・デメリット

MALAYSIA

マレーシアには約25,000人ほどの日本人が住んでいると言われておりますが、私自身マレーシアへ来てからあっという間に4年以上の月日が経ちました。今回は私の経験、体験談を元にマレーシアで働くメリットとデメリットをご紹介します。

仕事

外資系企業ではコールセンターを中心に日本人の採用案件が多く、日本人の需要が高いです。また、語学レベルや海外経験を問われることも少なく、待遇も比較的良いため就職のハードルは東南アジアの中でも低く、日系企業では営業や総務などのバックオフィスでの募集が比較的多いです。

生活

気候が安定しており、物価水準も低く、比較的治安も良い。都市部では公共交通機関も発達しているため、自家用車を持たなくても事足ります。また、英語も通じやすい事から非常に生活がしやすいです。マレー系、中華系、インド系と多数の民族が混在しており、様々な文化や食事が楽しめるのも魅力のひとつです。

マレーシアで現地採用として働くメリット

広い部屋に住める

住む環境に関しては、間違いなく日本にいる時より良くなります。3万円から5万円ほどで2LDKや3LDKでセキュリティ、プール、ジム付きの部屋に住めます。ただし場所によって賃貸相場が変わるため都心部や外国人に人気なエリアでは、部屋のサイズが狭くなったり少し割高になったりしますが、日本の都心に住んでいる方の場合であればほとんど安くていい部屋に住めます。

残業がほぼゼロ

私は米系企業のコールセンターで働いていますが、残業は基本的にありません。上司の指示なしに残業しても残業代は支給されません。シフト勤務で、欠勤が出たり長期休暇で人が足りない時は残業できる人を募集して穴埋めして業務を運営しています。ただ、対応が長引いてしまい就業時間を超える時が何度かありますが、その場合でも残業代が出ない部分は少々困ります。普段は終業5分前になるとみんな帰り支度を初めて、時間ぴったりにPCの電源を落として帰ります。

預金利率が高い

マレーシアの銀行はおおよそどこに預金しても定期預金の金利率が3%ほどあります。各銀行でプロモーションがよく行われており、窓口でなどで伺うと4%超えるものありました。日本の金利と比較すると数パーセントの違いですが、塵も積もれば山となります。貯金をしっかりしている人であれば、帰国時に結構大きな額を持って帰っている方もいます。

英語や中国語を学べる

人口の6割ほどはマレー人のため公用語はマレー語です。中国系やインド系はそれぞれ自分たちの言語を話し、別の民族と話すときは英語を使ったりマレー語で話しています。そのためマレー語はほとんど覚えていません。英語で仕事、役所手続き、銀行、買い物、友達との会話全部済みます。やる気になれば英語を学んだり、中華系の人と友達になって会話することで語学上達の助けになると思います。

マレーシアで現地採用として働くデメリット

治安

ひったりくりや強盗などのニュースを見ると、手荒で強引に奪っていき被害者が重症を負ったり死亡するケースが起きています。ひったくりや置き引きは旅行者が多い観光地が狙われやすいですが、クアラルンプールでは地元の人も被害者になることも多く、旅行者があまり訪れることがないローカル居住地域での発生も多いのが特徴です。

リンギット安

メリットの部分で預金金利のことについて書きましたが、リンギットはここ数年他通貨に対して20から30%安くなっています。リンギットで給料を受けている現地採用者としては、そのお金を日本に持ち帰るときや、他国に旅行する場合は影響を受けます。国内で消費しているうちはいいのですが、海外で消費したり他通貨に両替時すると金利のメリットが帳消しどころかマイナスになることもあります。ただ、為替の動向は誰にも予想できないことで将来はどうなるかわかりません。

食べ物、お酒

ローカルフードに慣れないと、マレーシアでの食費が高くつく場合もます。日本食はローカルフードと比べると値段が張るなため、日本食レストランは最低1000円~、日本人シェフが在籍する店だと数千から1万円超えとなります。ローカルレストランだと一皿約150円から、飲み物が約100円からです。300円あればお腹いっぱいになります。それぞれ民族ごとの料理が食べれるのがマレーシアの良い点です。辛いものが苦手な人は中華系のお店に行くことをおすすめします。特にバクテーと呼ばれる肉骨茶はおすすめです。ポークリブを漢方で煮込んで味付けしたスープですが、ご飯が何杯でも食べれます。煮こまれた豚肉がほろほろで、お店によってはスープの匂いがきついことがありますが、味はまろやかで優しいです。ぜひ試してほしいローカル料理です。タイガービール350ML缶で150円、ワイン1本1500円、日本酒や焼酎は日本の最低1.5倍ほどです。

マレーシアでの生活向いている人

マレーシアでは、日本人のコールセンター職が多く比較的簡単に見つかります。仕事によっては、日本語で完結しますのでやる気がさえあれば仕事が見つかる可能性は高いです。ただ、日本のようにシステムがしっかりしてなく仕事やプライベート問わず最初はトラブルが頻発します。何が起きてもなんとかなると思っている人であればマレーシアでの暮らしは楽しめるはずです。

マレーシア生活に向いている人の特徴

  • 楽観的、おおらか。
  • 予定通りに事が進まなくても、イライラしない。
  • 暑い気候が好き。
  • 現地の食べ物を楽しめる。
  • 新しい文化、習慣に興味がもてる。

これらのことに当てはまる人はすぐに馴染めると思いますが、最終的には自分自身がそこへ行きたいと思うかどうかだと思います。私はマレーシア生活通して、違う文化や言語と体験できて自分が生きていける生活圏が広がりました。たとえ日本で生きづらくなったとしても、マレーシアや他の国へ行けば大丈夫!と思えるようになったのが一番の収穫です。

今は日本で就職しても一生その企業で務め上げる人は少ないと思います。この先で仕事が見つけにくくなったり仮に見つかっても給与や環境がいい仕事が減ってきても、外国で生活できる能力や経験があると安心感にもつながります。興味のある方や日本での生活に行き詰まっている方は是非、海外生活に挑戦して欲しいと思います。

マレーシアで働くうえで大切なこと

マレーシアで働く上で、非常に大切なことは自分自身に自信を持つことです。マレーシアはその自信を養うのに最適な場所です。インターナショナルな職場環境で国際感覚を身に付けながら、英語を話し、いろいろな文化に触れながら仕事をする。生まれ育った居心地の良い日本で日本人だけの中で働くよりも、マレーシアで働くことで成長し得られることは間違いなく大きいです。日本ではコンプライアンスの遵守・プライバシーの保護という考えが今では当たり前のようにそれぞれの企業に根付いており、情報漏えいなどの犯罪には非常に厳しい罰則がかせられます。それに比べマレーシアではまだそういう考えが広く認知されていません。色々なことが日本とは勝手が違うため、苦労することもあると思います。ですが、これからの発展が期待できる国で、その発展を間近で体感することは魅力的なことだと思います。グローバルな環境で活躍したい方、今後の人生の選択肢を増やすためにも、マレーシアで働くことも視野に入れてみてはどうでしょうか。

まとめ

私自身、マレーシアへ来てから既に4年の月日が経ちました。日本と比べると不便に感じることは多々ありますが、それでも居心地がいいため住み続けています。マレーシアの魅力は沢山ありますが、私は暖かい天候、住居環境、日本食に困らないところが大好きです。この記事が海外への移住や留学、新しい事に挑戦したい方の参考になれば幸いです。

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MOONBOW BLOGをご覧頂きありがとうございます。マレーシア在住歴4年。マレーシアの生活、美味しかったレストラン、素敵なBar、美容などについて、このblogを通して発信していきます。

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