近年、日本のテレビや雑誌で取り上げられている注目度が高いマレーシア!でも、マレーシアってマーライオンのところだよね?ううん!それはシンガポール、、など名前こそよく聞くけど実際のところマレーシアのことをよく知らない…という方は結構多いかと思います。今回はマレーシア人の国民性、仕事観、教育や性格の特徴についてご紹介します。マレーシアへの旅行、或いは移住を考えている方には是非事前に知って頂き、マレーシアを満喫して頂ければ思います。
目次
マレーシア人の国民性
マレーシアはマレー系、華人や華僑と呼ばれる中国系、インド系、それ以外の民族が共に暮らす多民族社会。それぞれの民族の血が混ざっているところもあり、何世代も前から長年住んでいる方が多いのが特徴です。住む所も民族でだいたいまとまっており中国系はジョホールバルに多く、インド系はクアラルンプールやペナンに集まっています。クアラルンプールのリトルインディアのように街の中でも特に密集している所もあるのです。それぞれの宗教を尊重しており、モスクも仏教やヒンドゥー教の寺院もあり、旧正月やディパバリ等の各民族の重要な行事も残されており祝日に指定されています。しかし仲良く暮らしているとはいえ、マレー系と中国系は社会的に対立した存在で、インド系との間の確執もあるので、マレー系・中国系・インド系とそれぞれの民族で別れている集団も多いのです。
マレーシア人の仕事観
マレーシア人はおおらかでおおざっぱな性格の方が多く、仕事でミスをしても軽く謝る感覚でミスはお互いさまととらえている方が多いです。日本人はなるべく周りに迷惑をかけないようにミスを防ぐように働く方が多いのでそういった部分の考え方が全然違います。時間の感覚も日本人とは全然異なるため、遅刻や当日キャンセルも普通にあります。直前でのキャンセル、時間変更があることが多いので事前に注意をする必要があります。休憩時間や休暇、病気の時のお休みをしっかりとるのがマレーシア人に多いですが、これは家族や友達、礼拝の時間を重要視してているからです。このような考え方の違いから日本人がイライラしてしまう場合もあります。あらかじめマレーシア人の仕事に対する考え方を理解しておくと◎
マレーシアの教育って?
初等教育6年間、中等教育が5年間で中等教育の前期2年・後期3年と分かれます。マレーシアでいう高校卒業は日本より短く17歳です。また、学校の授業をこなすだけでは中学や高校の卒業資格を与えてもらえないというのもポイントです。初等教育は日本でいう小学校。公立では無償なので就学率はほぼ100%です。小学校終了時に全国統一試験UPSRを受ける事が必須で、この結果でレベルに合った中学校へ振り分けられます。前期中等教育終了時に全国統一試験PMRを受けます。この成績により残りの2年間を理系か文系に進むかが決まるのです。最後にSPMの試験がありSPM不合格、受験しない場合には高校卒業資格がなくなってしまいます。実際に高校卒業資格をとれずにドロップアウトしてしまう子も多多いとのこと。就職する時に最低SPM保持者でないと応募できない事が多いです。大学進学を目指すにはSPMに合格してクレジットと呼ばれる一定以上の成績、履修証明と履修単位が必要になります。Form6という大学予科に1年か2年通い、成績により上のクラスUPPER6・LOWER6と分けられます。Form6の終わりに大学への入学資格証明となるSTPMという全国統一試験を受験。このようにとても複雑で成績が優秀でもマレー人優遇制度があるのでそういった面でも狭き門です。日本とは異なり成績が大変重要になっています。
マレーシア人の男女の恋愛事情は?
中国系のマレーシア人は比較的オープン
マレーシアは中国人の移民がとても多いです。彼らは家族で東南アジアに移り住み、中国の文化を持ったまま暮らして居ます。華人・華僑の人々は性的にオープンな人が多いです。しかし、親族の絆が強いので、結婚となるとお互い好き同士だけでは決められません。親のお眼鏡にかなう相手でなくてはいけないようです。そのため、中国系同士で結婚することも多いようです。
ムスリムの場合は結婚前は恋人同士で旅行もNG!
ムスリム、イスラム教徒は、婚前の性交渉が宗教上禁じられています。マレーシアはイスラム教徒が多い国で、同棲はもちろん駄目、結婚前に二人で旅行に行くことも許されていません。日本では考えられないことかと思います。そのせいなのかマレーシア人は恋愛経験が少なく、恋人ができたときは一途という人が多いようです。
マレーシア人男性の性格の特徴とは?
フレンドリー:旅行に行ったことがある人は、東南アジアの人はいつもにこにこ笑っているようなイメージがあるかと思います。マレーシア人男性も笑顔が素敵なのが特徴です。旅行者にも積極的に声をかけてくるタイプの性格の人が多いのが特徴です。
おおざっぱ:マレーシア人はおおざっぱなところがあります。お金の扱いもおおざっぱなので、恋愛関係になったときはその部分での付き合い方でトラブルになるかもしれません。といっても、ずるかったりケチだったりと言うのではなくその逆で、マレーシア人男性はお金を適当にあつかう人が多いのです。日本人なら割り勘にするかな、という時でも「今日は俺が払っておこうかなぁ」という感じで払ったり、いくらなんでも高すぎるだろうという手土産を「これあの人好きそうだなぁ」くらいの気持ちで買ったりします。また、節約を面倒くさがる人も多いです。安い方の店で買うのではなく、目に付いた方の店で買います。また、ポイントカードなどはまず活用しません。マレーシア人男性と恋愛になった時は、相手が散財してしまったとしても怒らないようにしましょう。
一途:マレーシア人男性はフレンドリーで外交的な人が多いのですが、恋愛経験はあまりないという人が多いです。その理由はマレーシアはイスラム教徒が多いためです。イスラムの女性は非常に貞操観念がしっかりしているので、気軽に男性と付き合いません。マレーシア人男性は、よくしゃべり明るくてモテそうな雰囲気の人でも、あまり浮気をしません。せっかくできた恋人だから、もう出来ないかもしれないから、という感覚で大切にします。
情熱的:マレー系の人はのんびりしていて大らかで、あまり情熱的という風ではないのですが、中国系のマレーシア人は情熱的です。少年のような熱血漢が多いです。
色白の女性が好き:マレーシア人男性は色白の女性を好みます。このためマレーシア人女性は日焼け止めや美白に余念がありません。化粧品にも美白をうたったものが多いです。そのためか、日本人女性は大変人気です。
マレーシア人女性の性格の特徴は?
食べることが好き:屋台が多いのがマレーシアの特徴で、マレーシアでは美味しいものを安く食べることが出来ます。マレーシア人女性は友達と一緒に屋台でナシゴレンやラクサなどを食べて楽しみます。
友好的:マレーシアは親日国です。マレーシア人は男女ともに日本人に対して友好的に接してくれます。日本企業もマレーシアに多く進出しているので同じアジア人として日本に親近感を持っている人も多いです。
男性にシャイな一面がある:マレーシア人女性はムスリムも多いので、異性と話す機会が少ないです。そのため、同性同士でおしゃべりしている間はフレンドリーだった女の子が、男性が入ると急に物静かになってしまうなんてこともあります。マレーシアは男子校や女子校で分かれていることが多いです。そのため、もてそうな雰囲気の人でも恋愛経験が少ない場合があります。マレーシア人女性と仲良くなった場合は、男性の友達と合流する時には先に伝えておくなど、付き合い方に少し気を配ることが大事です。
付き合ったらすぐに結婚を考える:マレーシア人は男女ともに、恋愛=結婚だと考えています。その理由はムスリムが多いためです。若いうちに結婚して生涯その相手と暮らす、という人が多いのが特徴です。宗教の影響があるとはいえ、一途な性格です。
メディア系、芸能系の仕事をしている人はもてない:日本ではカッコいいと憧れる職業が、マレーシア人には軽い仕事だというイメージが強いため人気がありません。教師、大学教授がカッコいいと考えられており人気です。マレーシアの女性は、男性が経済的に豊かであることを強く求める傾向があります。結婚後は男性の収入に頼った生活になるためです。そのため、安定した職業についている男性は人気があります。
性教育を受けていない人もいる:日本では義務教育課程中に子供はどうやったらできるのか、避妊の方法などを男女ともに学びます。しかし、マレーシアでは宗教の関係もあり、学校でこれらを教えることが難しいのです。マレーシア人には男女ともに成人していても、どうやったら子供ができるのかを知らない人も存在します。避妊の方法を知らない場合もあります。国柄なので知らないかもしれない、と考えておくとうまく付き合っていけます。
恋人期間よりも結婚してからの方が燃える:貞操観念がしっかりしていて、目を合わせることも失礼になる可能性があるなど、ムスリムの付き合い方は禁欲的です。しかし、結婚した後は別です。結婚した男女同士であれば人前で性の話題をオープンに話すこともあります。マレーシア人は日本人とは異なり、結婚してから恋愛がスタートする、そんなイメージです。
—–まとめ—–
今回はマレーシアの国民性、仕事観、教育や性格の特徴について紹介しましたが日本と異なることが沢山あったかと思います。教育については、早い段階で自分の進む道、将来が決まってしまうため学習することが大変重要なんだと私自身驚きました。そして、日本人女性はマレーシアだけに留まらず、外国人男性から比較的好意を持たれやすいです。日本人と付き合うことがステータスと考えている人も中にはいます。お互いが好き同士なら問題ないのですが、時にこちらの顔色や、明らかに嫌だなって思っていることが分からない人もいます。全員がそうではないですが悪く言えばしつこいです。日本人は空気を読んで合わせてしまうことがありますが、海外で生活するうえで、嫌なことは嫌!とはっきりと自分の気持ちを相手に伝えることが大事になってきます。お互いの国民性を理解することはとても重要なこと。楽しく生活していくために心掛けていきたいですよね。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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MOONBOW blogをご覧頂きありがとうございます。マレーシア在住歴4年。マレーシアの生活、美味しかったレストラン、素敵なBar、美容などについて、このblogを通して発信していきます。
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