6月15日にマレーシアの首相による会見で、今後のコロナ対策の概要が発表されました。今回は現時点で発表されている詳細を元に、いつまでコロナ自粛が続くのか、州跨ぎが出来るのはいつからなのか、国内旅行はいつ頃から行けるのかについてまとめてみました。
目次
この記事はこんな方におすすめ!
- SOPを緩和する目安は?
- 第1~第4フェーズって何?
- 国内旅行はいつから行けるようになるの?
SOPの緩和の決め手となるポイント
- 一日あたりの新規感染者数の状況
- ICU病床の使用率
- コロナワクチンの2回接種済みの割合
第一フェーズ【6月】
- 新規感染者数の状況:マレーシア全体を通して、一日あたりの感染者数が平均で5000人超えと非常に多いです。(※6月16日現在)
- ICUの病床使用率:ICUの空きが少なく、医療体制が非常に危険な状態です。
- ワクチン2回接種済みの割合:ワクチンの接種率は全体の10パーセントにも達しておらず、接種率が低い状態です。
第二フェーズ【7月~8月】
- 新規感染者数の状況:マレーシア全体を通して一日の新規感染者数が4000人以下を目指す。
- ICUの病床使用率:ICU病床使用率が少し収まり回復した状態。
- ワクチン2回接種済みの割合:マレーシア人口の10パーセントがワクチン接種の2回目を終えている。
どのような生活になるのか?
①稼働許可が出されている経済セクションにおいて従業員の80パーセントまでが勤務可能となります。
②いくつかの経済セクションが稼働許可リストに追加されます。(例えば製造業や美容室など)
③稼働許可リストに入らない経済セクションは、引き続き営業停止となります。
④州をまたぐ移動や社会的活動、イベントなどは引き続き禁止です。
第三フェーズ【9月~10月】
- 新規感染者数の状況:マレーシア全体を通して一日の新規感染者数が2000人以下を目指す。
- ICUの病床使用率:ICU病床が十分に確保され、医療体制が落ち着いてきている状態。
- ワクチン2回接種済みの割合:マレーシア人口の40パーセントがワクチン接種の2回目を終えている。
どのような生活になるのか?
①稼働許可が出されている経済セクションにおいて従業員の80パーセントまでが勤務可能となります。
②ほぼ全ての製造業と経済セクションが稼働可能となります。しかし感染リスクが高い分野は引き続き停止です。例えば、ナイトクラブ、パブ、スパ、ビューティーサロン。
③社会活動、教育機関、特定のスポーツ(ジムやプール)が段階的に可能となります。州をまたぐ移動は引き続き禁止。
④厳格なSOPに基づき、9月または10月に議会の再開が可能となります。
第四フェーズ【11月~12月】
- 新規感染者数の状況:マレーシア全体を通して一日の新規感染者数が500人以下を目指す。
- ICUの病床使用率:ICU病床が十分に確保され、治療を安心して受けられる状態。
- ワクチン2回接種済みの割合:マレーシア人口の60パーセントがワクチン接種の2回目を終えている。
どのような生活になるのか?
①コロナ禍になる前の通常通りの生活が出来るようになります。
②全ての経済セクションが稼働許可となります。
③ほぼすべての社会的活動が許可されます。
④厳格なSOPに基づき、州をまたぐ移動が許可され、更に!待ち焦がれている国内旅行が可能となります!
—–まとめ—–
今回は、会見で新たに発表された、今後のコロナ対策についてまとめたものを記事にしました。マレーシアは、規制を緩めたロックダウンを含めると、既に一年以上にも及ぶ長期間の厳しい活動制限を強いられている状況です。美容室やネイルサロンなど、多くの職業が営業停止となっています。10キロ圏内以内での活動、州またぎは禁止、休日も家で過ごすことがほとんどです。これ以上感染者を増やさないため、私達を守るための活動制限ということは理解していますが、今年いっぱいこの状況が続くとなると、個人的には非常に長いなと感じてしまいます。。この生活にももう随分と慣れては来ていますが、同じくらい限界も感じ始めています。。気が滅入ってしまうことやこの先どうなるんだろうと考えてしまうこともありますが、皆同じ状況です!この状況を前向きに捉えて、コロナの早期終息を願いながら、自分に出来ることを考え、何か一つでも楽しいことを見つけて、先の長いFMCO期間を乗り越えましょう!!!この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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MOONBOW blogをご覧頂きありがとうございます。マレーシア在住歴4年。マレーシアの生活、美味しかったレストラン、素敵なBar、美容などについて、このblogを通して発信していきます。
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